

未経験や無資格の状態から介護士に転職するのはとても勇気がいることです。
介護業界は以前より重労働、低賃金などのイメージがついているため人手不足に悩んでいる施設も多くありますが、国家を上げて雇用の推進や介護士の平均賃金を上昇させるなど少しずつ労働環境は改善されつつあります。
また、専門的な知識や技術を必要とするため転職を不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、介護士の転職は他の業界と比べて次のようなメリットがあります。
・多くの施設が資格の取得費用を負担してくれる
介護現場の資格は「介護職員初任者研修」、「介護福祉実務者研修」、「介護福祉士」の3つに分類することができます。
※2021年4月より施設で働く無資格の職員に対して「認知症介護基礎研修」の受講が義務化されています。
介護福祉士の取得は基本的に初任者研修、実務者研修を受講する必要があります。
スクールによって異なりますが20万円近くの学費がかかり、受講日についても賃金が支給されないケースが一般的でした。
現在は介護士の「質」の向上に力をいれているため、多くの施設では学費の全額負担や資格取得の祝い金、受講日も就業とみなして賃金を支給するケースが多くなっています。
資格に取得に対してここまで手厚い補償をしている業界は少ないでしょう。
・未経験・無資格だから有利にはらたくこともある
介護業界では転職のしやすいさから、他の施設をいくつも経験している人も多くいます。
こうした人材は即戦力として期待される反面、何かと以前の職場と様々な優劣を比較したり、自分の中での介護観が確立されているため、新しい施設の介護観に順応しきれず、上司にとっては悩みの種になりがちです。
未経験や無資格者での転職は即戦力として期待はできませんが、施設の介護観を素直に受けて止めてくれるため、そういった面で転職で有利に働くこともあります。
・長い目でみてくれることが多い
介護業界で働く人は認知症や体が不自由な方、高齢者などの相手をすることが一般的です。
介護士は一人ひとりのご利用者様の残存能力や体調によって、最適な速度やタイミングを見計らって声を掛け、介護をし、なるべく体力や能力を向上させるように毎日働いています。
これは転職した未経験や無資格に対しても同じであり、早く仕事を覚えてほしいといった見方ではなく「少しずつ覚えていければいい」と長い目で見てくれます。
自分自身のペースで仕事を覚えさせてくれる先輩たちが大勢いますので、未経験や無資格者だからといって焦る必要はありません。