

介護士の転職活動は他の職業と比べると比較的スムーズに行うことができますが、就職先の幅を広げるためにもぜひ資格取得の検討をしてみましょう。
特に施設が欲しがる人材になれば労働環境の良い優良な施設へ転職できる可能性が大きく上がります。
ここでは介護士が転職活動を行う際に、有利になる資格を一緒に確認していきましょう。
・介護福祉士
福祉系の資格は非常に多くありますが、特に介護福祉士は介護系最高峰の資格としての位置づけがされています。
国は介護の質の向上に力を入れており、介護福祉士を一定の割合以上で配置している施設に対して「サービス提供体制強化加算」や「特定処遇改善加算」などの支援金を支給します。
もちろんこれらの支援金は施設で働く職員たちに還元される仕組みになっているので、施設としては労働環境の改善から離職率を低下させることができます。
未経験の介護士が入社してきても、施設に介護福祉士が多くいれば技術的な指導も安心して任せられるなど、施設としては喉から手がでるほど必要な人材です。
受験要件さえ満たせば働きながらでも資格取得が充分に目指せる資格なのでぜひ検討してみましょう。
・介護職員実務者研修
前述した介護福祉士になる前の一段階前の資格となりますが侮ることはできません。
実務者研修を終了すると「※サービス提供責任者」として働くことができ、これは訪問介護事業所では一定の割合に応じて配置基準が定められており必須とも言える資格です。
※介護福祉士もサービス提供責任者として働くことができます。
実務者研修を終了するためには原則450時間の講義(保有資格によって異なる)+喀痰吸引研修を行う必要があります。
離職率の高いといわれる介護業界でこの資格を持っていると、介護に対して前向きに勉強している人と捉えてもらえ、転職活動の際に非常に有利にはたらくことでしょう。
・民間資格には注意しよう
上記では介護士の転職の際に非常に有利に働く資格を紹介しました。
介護士のスタートラインともいえる「介護職員初任者研修」も重宝される資格です。
裏を返せば介護士に転職する際に有利になる資格はこの上記の3資格が中心となるでしょう。
介護系では需要の多さから多くの民間資格も設置されていますが、転職活動の際にはあまり有利に働くことはありません。
施設の立場からみれば民間の資格を取るよりは、国が推奨する資格(介護福祉士や実務者研修など)を取得してもらった方が加算要件を満たしやすくなるからです。
それと比例するように民間の介護資格を取得しても資格手当がつかない場合がほとんどですので、最終的には介護福祉士を目指すことが望ましいでしょう。