

他の業界と比べて介護業界では特に、介護経験者は喉から手が出るほどほしい人材です。
なぜならば、介護職特有の仕事やそれに対応するスキルは計り知れないほど存在するからです。
例えば、介護経験者は利用者さんに対して、絶妙なトーンでの声掛けや、介助をするタイミングを熟知しているため介助を拒否されません。介護においても力任せではなくボディメカニクスを駆使して自らの体への負担を減らします。
レクリエーション時の対応や事故が起こった時の対応など、介護職特有の仕事やスキルは計り知れないため、未経験者の養成に時間がかかります。
そこで今回は、なぜ介護経験者の業界転職が有利なのか詳しくみていきましょう。
・介護施設が欲しいのは経験者!
介護職経験者であれば未経験者と比べて、先輩と一緒にシフトに入るOJTの回数を減らすことができます。
通常のシフトでは早番、遅番、夜勤を各1人ずつで担当します。
未経験者のOJTの場合、各勤務それぞれ5回前後を先輩と一緒に行って初めてある程度1人で各勤務に対応することができます。
経験者の場合、各勤務を2回ほど行えばOJTは終了するので、施設にとっては人件費がかからないというメリットがあります。
また、介護職は離職率が高いため、せっかく未経験者を数ヶ月かけて育てたと思いきや離職されることも多く、人件費が無駄にかかります。
介護経験者であればOJTに割く時間が減る分、人件費が無駄にかかるリスクも少ないので最初から重宝されるでしょう。
・向上心があればリーダーになりやすい
介護施設では急遽離職者が出たり、異動や昇進の影響でリーダーが不在の施設が多くあります。そのような現場に介護経験者が入り、施設に新しい風を起こしたり、そつのない介護をすれば自然と注目が集まります。
介護職では中高年の方も多く、現場のリーダーというよりは一スタッフとして働き続けたい方も多くいます。そのため年齢に関係なく向上心があれば自然とリーダーに抜擢されやすい傾向にあります。
介護経験者で介護スキルがあれば、スピード出世も夢ではありません。
・離職率が減る!
何をと思われるかもしれませんが、介護職は人手不足のため、未経験者に対して満足にOJTを行えない場合があります。そのため、未経験者はその施設をブラック企業と認定して早期退職したり、基礎が出来ていない中で介護を続けることになります。
すると他のスタッフにしわ寄せがいき、未経験の新人も質問をしにくい環境となり、職場の士気が下がります。新たに新人が来てもその繰り返しであり、職場全体の質が中々改善しません。
その点、介護経験者であれば介護スキルに関しては問題ないため、施設独自のルーティンを教えるだけで済みます。
さらに新たに未経験者が入っても、介護経験者は即戦力として介護スキルを未経験者に教えることができるため、他のスタッフの負担を減らすことができます。
未経験者もそれだけ複数の先輩スタッフに技術を学ぶことができるため、最終的に離職率の低下につながります。